アンティークの修復、修理について

アンティークは長い歴史を経て現在残っている大切な財産です。
 
それぞれには細かいキズのあるもの、
角が丸まったもの、
色の濃淡があるものなどアンティークにしかない独特の風合いがあります。
 
オクアンティークスではそれを損なわないように修復いたします。
 
しかしながら風合いだからといって家具として、本来持つ機能を発揮する実用品として使えなくてはアンティークがかわいそうです・・・
あくまでも実用品としてアンティークを使っていただくために機能、構造などをしっかりお直し、尚且つアンティークのもつ風合いを生かすように修理・修復をしております。
 
修理・修復にはシェラックニス、オイルステインなどその家具が作られたときと同じ成分のもの、またはより近いものを使用しております。
ただ現在の修復用材の進歩は目覚ましくその性能も上がってきています。
特に接着剤がよい一例です。
昔、接着剤には「膠（にかわ）」が使われていました。
接着し固まると硬化する大きな特徴があります。しかし反面作業性が非常に悪く、コストパフォーマンスも低い、硬化することで粘りがなく衝撃にすこぶる弱いのです・・・
それに引き換え木工ボンド！これは非常にすばらしい！！
硬化は膠に比べれば弱いものの、粘りによって接合面の強度アップにつながり、コストパフォーマンスは非常に高い！接着後は透明になり風合いを損ねることなどありません。
アンティークは構造的に華奢なところがありますが、ぐらつきなどの不具合が簡単に出ないようにすることも修復の最も重要な点です！
 
オクアンティークスでは
 
「アンティークの風合いを壊さないものならば怖がらずに使ってみよう」
 
というスタンスです。
 
ただ塗料に関してはちょっと違います。
現代のウレタンなどの強い塗料は確かに日常生活で使用するために有効な手段です。
しかしウレタンなどの強い塗料はその強さ故にリカバリーが難しくなります・・・また経年変化など楽しむことができません・・・塗装の劣化は突然起きそこから日増しにひどくなっていきます。
その後は塗装を塗り替えようと思ったときに強い剥離剤（環境に優しいものも出ていますが基本的には有機溶剤）を使わなくてはならず風合いもへったくれもなくなってしまいます・・・
オクアンティークスではお客様とご相談させていただいた上で使う塗料等の決定をさせていていただいておりますが、
 
「アンティークを損なう強すぎる塗料を使わない」
「アンティークの独特の艶、質感を損なわない」
 
これが塗装の基本のスタンスです。
 
修復についてはそれぞれのお店で考え方が異なると思います。
最終的にはお客様の考え方、使用の仕方などで最適なご判断できるようにオクアンティークスとしてご提案をさせていただければと考えております。
 
修復についてはオクアンティークスのブログをご参照ください。

ショップのアンティークについて

オクアンティークスではアンティークを実用品として長く大切にお使いいただけるようにしっかり修理・修復したアンティーク、ヴィンテージ、ブロカントの家具、雑貨、照明ランプのみをお客様に商品として販売いたしております。
 
商品のアンティークはイギリス、フランスをはじめとしたヨーロッパ、アメリカから買い付けた商品、日本国内にて買取などの商品にて構成されています。
 
アンティークだからといって何でも仕入れてくるということではなく、オクアンティークスがお客様におススメしたいもの、カッコいい！可愛い！素敵！そういったものをできるだけ手頃なお値段でお渡しできるように心がけております。
 
オクアンティークスではアンティークを販売して、売りっぱなしではなく、アンティーク家具や雑貨を永く大切に使っていただくためのお客様サポートとしてアンティークの修復・修理・メンテナンスをしております。
 
アンティークに限らず長く使ってれば不具合も出てきます。そんな時ご購入されたお店が、
自社工房を持っていない⁈
メンテナンスと修理ができない⁈
そんなことアンティークを扱う店舗としてあってはいけないことです！
 
これまで何千点とアンティークやヴィンテージに触れて、修復・修理をしてきたことはお客様に安心感をご提供でき、アフターメンテナンスに不安や心配のない自社工房を持っているのは当店の大きな強みです！
他店でご購入されて修理、修復、メンテナンスにお困りのお客様はお気軽にご相談ください。
 
お気に入りのアンティークがみつかりますように・・・・